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「カラット」の語源とは?

2017年8月5日

ダイヤモンドの大きさはカラットで表示されますが、それはダイヤモンドの重さを示す単位です。一般的には1ct(カラット)=0.2gとされています。
なぜダイヤモンドの重量を「カラット」で表すのでしょう?

カラットの語源は、古代インドの紀元前の時代に、宝石を測るときに、サヤの中の位置に関係なく重さがほぼ均一で1粒が約 0.2g の黒色のいなご豆 (通称カロブ Carob, 学名 Ceratonia Siliqua) が分銅として使われていました。
ギリシヤ語でこの豆をキャラテイオン(keration)と言い、いなご豆1個=1カラットとなったと言われています。

はじめはカラットの単位は各国で違いました。
フランスでは1カラットが 0.2055 グラム
イギリスでは1カラットが 0.2053 グラム
エジプトでは 0.1917 グラムといった具合にバラバラだったのです。

1906年に the Congress of Measures and Weights に於いてカラットをメートル法に組み入れることになり、以降、順次各国で1ct = 0.2g とするメートル・カラットが採用され、今日に至っています。

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