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「散骨」のスタイル(3)

2018年11月16日

前回まで「散骨」の様々なスタイルを見てきましたが、その背景にあるのはお墓に対する意識の変化です。

 

日本では「亡くなったら家の墓に入る」ということが一般的になっていましたが、その考え方そのものが揺らぎ始めたからこそ、「散骨」が注目されているのでしょう。

 

株式会社冠婚葬祭総合研究所の「葬祭等に関する意識調査」(2017年)では、「お墓に対する意識」について次のような結果が出ています。

 

お墓に入る 51.3% うち、墓あり 46.1%
うち、墓なし(墓を持ちたい) 5.3%
お墓に入らない 22.2% うち、墓あり 5.8%
うち、墓なし(墓は持たない) 16.4%
分からない 26.5% うち、墓あり 12.8%
うち、墓なし 13.7%

※n=1600

 

「お墓があって、お墓に入る」という人はすでに46.1%と全体の半数を割り込んでおり、また「お墓があるけど、お墓には入らない」(5.8%)、「お墓があるけど、お墓に入るかどうかは分からない」(12.8%)という人は合計で2割近くになります。

 

さらに、「お墓に入らない」「分からない」と答えた人のうち、自分自身の遺骨に関して「散骨など形がのこらなくてもいい」と答えた人は41.6%、「ややそう思う」も含めると74.1%にもなります。

 

遺骨に関する考えは、葬儀の形とも密接につながっています。

 

一般社団法人 日本消費者協会の第11回「葬儀についてのアンケート調査」(2016年)では、「自分の葬儀に望む形式」について、次のような結果が出ています。

 

費用をかけないでほしい 54.9%
家族だけで送ってほしい 45.1%
子どもや家族、地域など周囲の人がすべてやってくれると思うので任せたい 22.9%
地域のしきたり、家族のしきたりがあるのでそれに従ってほしい 12.1%
宗教行事はしてほしくない 11.4%
自分の葬儀をみられるわけではないのでどうでもよい 10.7%
祭壇の飾りや式の進行などすべて自分で決めておきたい 5.9%
人生最後のセレモニーにふさわしく、立派な葬儀にしてほしい 1.7%
その他 11.3%

※n=1875(複数回答)

 

 

「費用をかけないでほしい」(54.9%)、「家族だけで送ってほしい」(45.1%)が圧倒的に多く、逆に「祭壇の飾りや式の進行などすべて自分で決めておきたい」は5.9%、「人生最後のセレモニーにふさわしく、立派な葬儀にしてほしい」にいたっては1.7%に過ぎません。

 

 

遺骨や葬儀について、日本人の考え方はいま、大きく変わろうとしています。

 

「これまではそうだった」という前例踏襲にとらわれることなく、一人一人が自分の生き方の総仕上げとしてどうあるべきか、考えるべき時代になったではないかと思います。

 

 

 

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