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仏壇物語(2)「仏壇」にはどんな種類があるのか?

2021年2月25日

日本では一般に、亡くなった人を弔うためにお墓とともに仏壇が利用されます。

お墓も仏壇も祭祀(さいし)財産とされますが、お墓が屋外にあるのに対し、仏壇は屋内にあります。

今回は、「仏壇」にはどんな種類があるのかを取り上げてみます。

 

 

「仏壇」は宗派や地域によって様々な違いがありますが、伝統的なスタイルのものとしては大きく「金仏壇」と「唐木仏壇」に分けられます。さらに、40年ほど前から、社会の変化に対応した新しいスタイルの「モダン仏壇」も登場しています。

 

  • 金仏壇(きんぶつだん)

 

「金仏壇」は「塗り仏壇」とも呼ばれ、杉や檜、松などの素材に黒の漆を塗り、内部を金箔や金粉で仕上げた仏壇です。

漆を塗ることで全体の耐久性が増すとともに、内部には金を使って豪華な装飾を施し、その様子は浄土の世界を表現しているとされます。

 

室町中期、浄土真宗の蓮如上人が門徒に勧めた仏壇が「金仏壇」の始まりとされ、いまでも真宗で用いられることが多く、本願寺派(お西)、大谷派(お東)、高田派など派によって仏壇の内部の形もそれぞれ異なっています。

ただ、「金仏壇」は浄土真宗だけというわけではなく、他の宗派で使われることも少なくありません。

江戸時代からの歴史持つ金仏壇の産地は全国各地にあり、現在は15の産地が経済産業大臣から伝統的工芸品の指定を受けています。

※金仏壇の例

https://www.hasegawa.jp/products/iroha/

 

 

  • 唐木仏壇(からきぶつだん)

 

「唐木仏壇」は、東南アジアなどでとれる黒檀、紫檀、シャム柿といった銘木(めいぼく)を使った仏壇です。「唐木」というのは、これらの銘木がかつて中国経由で日本に入ってきたことから、「唐からきた木」という意味で使われたことに由来します。

 

金仏壇よりは少し遅れて、江戸時代の頃から広く普及し、真宗以外の宗派では唐木仏壇が主流となっていきました。

 

唐木仏壇は美しい木目を生かしたところに特徴があり、もともとは黒檀や紫檀など東南アジア産の銘木が使われましたが、いまではメープルやオークなど他の輸入銘木、あるいは桑、欅(けやき)、屋久杉など国産の銘木も使われます。

 

※唐木仏壇の例

https://www.hasegawa.jp/products/iroha/

 

 

  • モダン仏壇(家具調仏壇)

 

戦後、核家族化と生活の洋風化が進むと、仏壇のあり方も大きく変わってきました。

特に、都市部では仏壇を置く部屋(仏間)を設ける家が大幅に減りました。

そこで、居間などに置けるような大きさとデザインの仏壇が登場し、「モダン仏壇」や「家具調仏壇」と呼ばれるようになったのです。

 

先駆けとなったのが、株式会社八木研(やぎけん)が1984年に発表した「自由仏壇」だといわれます。

その後、他社を含めてデザイン性の高い新しい感覚の仏壇が次々に登場し、支持を広げています。

 

※モダン仏壇の例

https://1-butsudan.jp/grand_cru/

 

 

「仏壇」の形やスタイルは時代とともに変化してきていますが、亡き人や先祖を敬い、まつるという私たちの気持ちは昔も今も、変わらないはずです。

 

 

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