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仏壇物語(5)仏壇の処分はどうする?

2021年3月30日

日本では一般に、亡くなった人を弔うためにお墓とともに仏壇が利用されます。

お墓も仏壇も祭祀(さいし)財産とされ、最近、「墓じまい」とともにクローズアップされているのが仏壇の処分です。

今回は、仏壇の処分について考えてみます。

 

以前から、仏壇を買い替えたりするとき、それまでの仏壇を処分することはよくありました。

しかし、最近、増えているのは、少子高齢化にともない仏壇を維持管理する親族がいなくなって処分するケースです。

「墓じまい」と同じ理由であり、「墓じまい」と一緒に仏壇を処分することも多いようです。

 

仏壇の処分を巡っては、手続きの問題と費用の問題があります。

 

まず、手続きの点について。

「墓じまい」では、墓地の管理者への届出が必要となるのが一般的です。お寺の墓地では、檀家を辞めることになるので、菩提寺との交渉に神経を使ったりします。

また、それまでのお墓に納めていた先祖の遺骨を新しいお墓などに移すには、法律(墓埋法)の規定によって移転先の自治体に「改葬許可申請」を行うことも必要です。

一方、仏壇の処分については、特に手続きは不要です。処理業者に頼んで引き取ってもらったり、地元の自治体に粗大ごみとして出すことも可能です。

ただし、宗教上の慣習や気持ちの問題として、僧侶に頼んで「閉眼供養」や「魂抜き」と呼ばれる儀式を行う人は多いようです。

 

仏壇の処分の費用は、手続きによっていろいろです。

最近は「閉眼供養」なども一緒に行ってくれる専門の仏壇処分業者も増えていて、仏壇のサイズなどに応じて「一式いくら」で頼めます。処分した後には「供養証明書」などが発行されます。

菩提寺に相談して「閉眼供養」などを行い、その後、仏壇だけを処分業者に渡したり、粗大ごみとして出したりする場合は、お布施と処分費は別々にかかり、金額はケースバイケースです。

仏壇販売店も、新しい仏壇を購入する場合はもちろんですが、仏壇の処分のみ引き受けてくれるところが最近は増えているようです。

 

なお、美術的な価値のある仏壇については、買取業者やオークションサイトで売却することも考えられます。

例えば、本格的な金仏壇は、彫刻や漆、金箔などそれぞれの職人が分業で作っており、特に金箔は、純度が高く、量が多ければ、積極的に買取る業者もあるようです。

また、海外では、日本風の美術品や工芸品、あるいはインテリアとして仏壇や仏具を求めるニーズがあるといいます。

 

ただし、売却できるケースはまれであり、仏壇の処分にはお墓ほどではないものの、一定の手間とコストがかかると考えておいた方がよいでしょう。

 

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