アフターコロナ時代の弔い(3) お墓参りもオンラインでスマートに「VR墓参」
新型コロナウイルスの感染もようやく落ち着いてきたようですが、対面での葬儀や遠方への墓参りが難しくなった中、新たな「弔い」の形が広がっています。
今回取り上げるのは、お墓参りをオンラインですませる「VR墓参」です。
これは、全国の石材店約300社が加盟する一般社団法人全国優良石材店の会（全優石、東京・品川）が、一部の認定店で2020年8月から提供しているもので、正式には「全優石VRお墓参りサービス」という名称です。
※https://www.zenyuseki.or.jp/pr/details.html?id=185
価格は税別で2万5000円。
依頼を受けた認定店（石材店）のスタッフが、指定された墓を360度カメラで撮影し、線香や花も供えてくれます。
撮影した動画は専用のVRゴーグルとともに依頼者に送られ、このVRゴーグルを使うと立体的な映像で墓参りを追体験できるという仕組みです。
全国優良石材店の会（全優石）には、コロナ禍の影響でお盆や命日に都道府県境をまたぐ墓参りができないという相談が多く寄せられていたそうです。
そこで、「自宅にいながら実際にお墓を訪れているような体験を提供しよう」ということでこのサービスが実現しました。
＜サービスのイメージ＞
https://news.mynavi.jp/article/20200720-1165020/
葬儀や墓参がオンラインでできる時代が来るとは、これまでほとんどの人は考えもしなかったでしょう。
しかし、今回のコロナ禍でマスク着用が当たり前になるなど、私たちの生活様式は大きく変わりました。
新しい時代の「弔い」の形を模索する動きは、これからも続くはずです。
ご遺骨、遺灰からつくるメモリアルダイヤモンドについて
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