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鉱物としてのダイヤモンド(3) ―魅力を最大化するカット―

2023年3月13日

「鉱物」の一種である「宝石」の中でも、ダイヤモンドは他とは違った物質的な特徴を持っており、それがダイヤモンドの魅力になっています。

ただ、それだけでダイヤモンドの高い価値が生れるわけではありません。そきにはもうひとつ、「カット」という重要な要素があります。

  

ダイヤモンドの鑑定や評価においていまや世界標準となっているのがGIA(米国宝石学会)が定めている「4C」です。「4C」とは、カラー(color)、クラリティ(clarity)、カット(cut)、カラット(carat)のことです。

 

これらのうちカラー(color)とクラリティ(clarity)は鉱物としてのダイヤモンドにもともと備わっている特徴ですが、さらに大きな魅力を引き出すのが人の手によるカット(cut)です。

なぜなら、ダイヤモンドの美しさや魅力は、光との相互作用による独特の視覚効果によってもたらされます。その効果を引き出すのがカットなのです。

 

ダイヤモンドの採掘は紀元前500年頃のインドで始まったとされます。その後、ダイヤモンドはローマに伝わってお守りとして、さらに15世紀頃からはヨーロッパで結婚指輪に用いられたりしました。

ただ、長い間ダイヤモンドはその硬さで注目されており、八面体の結晶体のまま輝きはそれほど気にされていませんでした。

 

それが次第にカットの技術が発展し、現在、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すカットとして広く採用されているのが「アイディアル・ラウンド・ブリリアン・カット」です。

 

“アイディアル”という語が付かない「ラウンド・ブリリアン・カット」は17世紀にヴェネチアで生まれましたが、長い間どちらかというと石の大きさ(カラット)や見た目の形が重視されていたようです。

それに対し、ダイヤモンドの光の屈折率や反射(臨界角)を数学的に計算し、一番美しく“輝く”カットの角度やプロポーション(カットの寸法割合)を実現するのが「アイディアル・ラウンド・ブリリアント・カット」なのです。

 

「アイディアル・ラウンド・ブリリアント・カット」の考え方とルールは1919年、ダイヤモンドの研摩で有名なトルコフスキー家(ベルギー)の4代目であり数学者でもあったマルセル・トルコフスキーが初めて規定しました。

「アイディアル・ラウンド・ブリリアント・カット」は一般的に上部(クラウン)33⾯、下部(パビリオン)25⾯の合計58面の三角形または洋凧形のカット(ファセット)でできています。

 

ダイヤモンドの魅力は鉱物としての性質にもとづきますが、その可能性を最大限に引き出しているのは間違いなくカットの力なのです。

https://www.gia.edu/JP/gia-about/4cs-cut

https://www.brilliance.co.jp/engagement/select/cut.html

 

 

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