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数十万柱の遺骨でつくるお骨佛のお寺

2024年1月10日

葬送やお墓のあり方はいま大きく変化しています。そうした中で、お墓を引き継ぐ人がいない場合や墓じまいの増加につれて需要が高まっているのが合祀墓です。合祀墓の形もいろいろですが、大阪には多くの人の遺骨で仏像(お骨佛)をつくって祀るお寺があります。

 

それが大阪市天王寺区の一心寺です。

https://www.isshinji.or.jp/index.php

 

1185年(文治元年)に法然上人が開いたと伝えられる浄土宗のお寺ですが、江戸時代の終わり頃、宗派や階層を問わず誰でも受け入れる施餓鬼法要を始めたところ、檀那寺を持たない人たちが親族などの遺骨を持ってくるようになりました。明治中頃には5万柱まで増えたので、遺骨を粉砕凝縮して練り込んだ阿弥陀如来像(お骨佛)を造ったのが始まりだそうです。

https://www.isshinji.or.jp/nokotsu.php

一心寺には現在、8体のお骨佛があります。

明治20年に第1体目が造られて以来、10年ごとに開眼しており通算では14体になるはずですが、戦前に造られた6体は戦災で焼失し、焼け残った6体の遺灰に戦後納骨された 22万体の遺骨を合わせ、昭和23年に第7期のお骨佛がつくられました。

1期以来、130年以上の歴史があり、納められた遺骨はおよそ200万人分。それらが阿弥陀仏として一心寺の納骨堂・お骨佛堂に鎮座し、多くの参拝者で賑わっています。

いまではその信仰習俗が、大阪市の無形民俗文化財にも指定されています。

https://www.isshinji.or.jp/nokotsu.php

 

 

なお、次のお骨佛(第15期)は令和9年(2027年)に開眼する予定ですが、2021年(令和3)年1月1日以降、小骨壺(直径 9cm 以下、蓋を含め 高さ11cm 以下)で1霊につき1壺のみの受入れに制限されています。

当初は分骨で造る慣習だったものが、世相の変化に合わせ胴骨(全骨)も受入れていました。しかし近年、胴骨(全骨)と改葬納骨が増えたことで、お骨の総量が急増したためです。

また、現在は「墓地墓じまい・墓出し」「各種納骨施設からの移転」等の納骨は行っておらず、改葬受入証明は発行できないそうです。

ちなみに、納骨冥加料は2万円・3万円・5万円、永代供養料が別途必要です。

 

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