昔から天然ダイヤモンドを産出する国はかなり限られていますが、産出量の順位は歴史的に変化してきました。現在、最も多く産出するのはどこでしょう？

 

 

 

ダイヤモンドの原石が発掘されるのは、20億年ほど前の原生代初期から6000万年ほど前の古第三紀初期にわたって噴火した特殊なマグマが固まった「キンバーライト」と呼ばれる火成岩のある場所に限られます。

※参考：http://www.lifegem.co.jp/blog/7323/

 

現在、ダイヤモンドの原石を産出する国は20数か国しかなく、しかも産出量の9割近くは６か国で占められています。

2022年時点でのランキングは下記のとおりです。第一位はロシアで3900万カラットと全体の４割を占め、第二位はボツワナで2400万カラット、第三位はカナダで1600万カラットとなっています。

※出典元：TDA（一般社団法人東京ダイヤモンドエクスチェンジ）

http://tdenet.co.jp/

 

世界全体のダイヤモンド原石の産出量は1億2100万カラットであり、１カラットは0.2グラムなので24.2トンということになります。しかし、ダイヤモンド原石のうち宝石として加工できるジュエリー品質のものは５～６％にとどまります。

ちなみに、金（ゴールド）の産出量は年間3000トン前後あり、ダイヤモンドがいかに貴重で価値が高い鉱物かが分かります。

なお、現在もダイヤモンド原石の産出量においてロシアが首位であることは間違いありませんが、2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻を踏まえ、2023年12月にG7（日本を含む主要7か国）ではロシア産ダイヤモンドの輸入規制を首脳声明として発表しました。2024年1月以降、G7各国ではロシアで採掘、加工、生産された非工業用ダイヤモンドの輸入が規制されています。

 

参考：経済産業省ニュースリリースhttps://www.meti.go.jp/press/2023/12/20231215005/20231215005.html

 

ご遺骨、遺灰からつくるメモリアルダイヤモンドについて

くわしくはライフジェムジャパンのホームページをぜひ、ご覧ください。

http://www.lifegem.co.jp/