個人がダイヤモンドを採掘できる場所がある?
ダイヤモンドの採掘といえば、デビアス(英)やアルサロ(ロシア)といった巨大グローバル企業の独壇場ですが、意外にも個人が採掘できる場所もあるのです。あなたもダイヤモンドを掘ってみませんか?
その場所は、アメリカ合衆国南東部にあるアーカンソー州マーフリーズボロという人口2000人足らずの小さな町です。
ここには9500 万年前に活動を休止した火山があり、ダイヤモンド原石が 1906 年に見つかると移住者が町に押し寄せました。その後、「ダイヤモンド・クレーター州立公園」が生れ、いまは入場料10ドルを払えば誰でもダイヤモンドを探すことができ、もしダイヤモンドを見つければそのまま持ち帰れます。いまでは毎年10万人の観光客が訪れるそうです。
https://www.arkansasstateparks.com/activities/diamond-digging
ダイヤモンドの探し方ですが、昔ながらの「湿式ふるい法」と呼ばれるもの。土をすくい、ふるい(フィルター)の中で洗って、原石を探します。
公園内にあるDiamond Discovery Centerでは、フィルター、バケツ、シャベルなどの道具一式が借りられます。また、よりシンプルに地表を探す手もあります。
ほぼ毎日1~2個のダイヤモンドが見つかっており、これまで発見されたダイヤモンドは7万5000個以上とか。
過去最大のものは1975年に見つかった16.37カラットのダイヤモンドで、最近も2023年に4.87カラットのダイヤが発見されました。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35213250.html
このダイヤモンドを発見した男性は公園に着いてわずか10分後、ガラスのようなものが数メートル先の地表にあるのを見つけ、ガラスのかけらと思って拾ったそうです。
その後、米宝石学会へ送って調べてもらったところ、無色のダイヤモンドだと分かったといいます。
「本当にそんなことがあるのか」と思いますが、なんとも夢のある話ではないでしょうか。
ご遺骨、遺灰からつくるメモリアルダイヤモンドについて
くわしくはライフジェムジャパンのホームページをぜひ、ご覧ください。