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ダイヤモンドの最新トレンド(6) 「シェイプ」と「カット」の代表例

2025年6月2日

いま、世の中が目まぐるしく変化しています。それはダイヤモンドについても同じ。ダイヤモンドを巡る最新トレンドを取り上げます。今回は第1回目で紹介したシェイプ(形状)とカットについて、より詳しく見ていきます。

 

 

カットはもともと切る、削るという意味で、宝石についても原石を研磨して様々な形のルース(裸石)にすることを指します。

ただ、ダイヤモンドの場合「カット」とはGAI(米国宝石学会)の「4C」における評価項目のひとつでありエクセレントからプアまで5段階で評価されます。

また、4Cでは「ラウンド・ブリリアンカット」と呼ばれるタイプのみが評価対象ですが、ダイヤモンドにはほかにも様々な「シェイプ」があります。ダイヤモンドのシェイプは真上から見た形(およびカット技法が加わることも)によってそれぞれ名称が付けられており、代表的なものを紹介します。

 

ラウンド・ブリリアントカット

「ラウンドシェイプ」と「ブリリアンカット」を組み合わせた、ダイヤモンドのシェイプで最も代表的なものです。

正円(ラウンド)のシェイプは19世紀にダイヤモンド専用の研磨機械が発明されて登場しました。その後、ダイヤモンド内部での光の屈折などの研究が積み重ねられ、58面のファセットからなる「ブリリアンカット」と一体となり、このシェイプができました。

上部から入った光が内部で全反射して上部から出ていくことで、ダイヤモンド独特の輝きと煌めきが生まれます。また、カットの精度を高めると、底面から見たときハートやキューピッドの矢のような模様が浮かび上がります。

 

ペアシェイプ

中世ヨーロッパで生まれ、長い歴史があるシェイプです。洋梨(ペア)の形に似ていることから名付けられ、「ティアドロップ(涙のしずく)」とも呼ばれます。

 

クッションカット

こちらも古くからあるシェイプで、丸みを帯びた四角形がクッションに似ていることから名付けられました。「ピローカット」とも呼ばれ、19世紀には多くのダイヤモンドがこの形だったといわれます。

 

オーバルシェイプ

こちらも歴史のある伝統的なシェイプで、縦長の楕円形が特徴です。カラット数に対して表面積が広いため見た目が大きく、指輪にすると指が美しく見えるといわれます。

 

マーキスカット

マーキスとは「侯爵」という意味のフランス語で、18世紀にヨーロッパ貴族の間で流行したとされます。ラグビーボールに似た形が特徴で、「オーバルシェイプ」と同じくカラット数に対して大きく見えます。

 

ハートシェイプ

文字通りハートの形をしている比較的新しいシェイプです。欧米では婚約指輪として人気があります。カットの難易度が高く、長さと幅の比率のバランスが優れたものほど高く評価がされます.

 

エメラルドカット

エメラルドでよく見かけるシェイプであり、このように名付けられました。原石を階段状に削ることから、「ステップ(階段)カット」と呼ばれる技法が用いられ、直線的なラインが特徴です。「ラウンド・ブリリアントカット」ほどの輝きはありませんが、ダイヤモンド本来の色や透明度が楽しめます。

 

アッシャーカット

20世紀初めにオランダで開発されたステップカットの一種で、正方形が特徴です。「ホール・オブ・ミラーズ」(鏡張りの廊下)と呼ばれる光の反射が生まれ、1920年代に高い人気を誇りました。21世紀に入ると改良が加えられたロイヤルアッシャーカットも登場しています。

 

ラディアントカット

1977年に考案された四角形の隅をカットしたシェイプです。それまであまり輝きが強くないとされていたステップ(階段)カットに多面カットのファセットを組み合わせることで、ラウンド・ブリリアントカットのような輝きが生まれます。

 

プリンセスカット

「ラディアンカット」のさらに2年後、1979年に開発された新しいカット技法を用いたシェイプです。均等なバランスの四角形が特徴でシャープな印象を与えるだけでなく、ラウンド・ブリリアンカットに近い輝きや煌めきもあり高い人気があります。

 

 

なお、ライフジェムではメモリアルダイヤモンドの輝きを最高に引き出すラウンドカットの他、プリンセスカット・ラディアントカット・ハートカットの4種類のカットからお選びいただけます。

 

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