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歴史に刻まれたダイヤモンド(4)「フローレンティン」──100年の時を経て、カナダで発見か?News

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歴史に刻まれたダイヤモンド(4)「フローレンティン」──100年の時を経て、カナダで発見か?

2025年11月11日

10月22日に歴史に名を刻む伝説のダイヤモンド「フローレンティン」に関するブログを掲載しました。

その後、思いがけないメッセージをInstagramのDMからいただきました。

ブログ読者様からのメッセージには、「楽しくブログを拝見しています」と添えられていて、いつも読んでくださっている方がいることを知り、スタッフ一同とてもうれしくなりました。

そしてその内容が、なんと“フローレンティンの続報”だったのです!


ご連絡いただいた内容

ご連絡くださった方によると、フローレンティンダイヤモンドは、カナダ・ケベック州の銀行で100年以上秘匿されていたことが明らかになったとのこと。オーストリア帝国最後の皇后・ツィタ皇后の子孫である3名の大公たちが、その存在を公表したそうです。


フローレンティン・ダイヤモンドの歴史

「フローレンティン・ダイヤモンド」は、メディチ家からハプスブルク家へと渡り、第一次世界大戦後に消息を絶ったとされていました。多くの歴史家や宝石研究者がその行方を追いましたが、第二次世界大戦以降は完全に“伝説”の存在となっていたのです。


2025年11月の報道

しかし、2025年11月、カナダの大手メディア「ナショナル・ポスト(National Post)」が、驚くべき記事を掲載しました。

One of the world’s most precious and storied diamonds ended up in a Canadian bank vault.
…descendants of the former ruling family of Austria, the Hapsburgs, have revealed that it has sat for over 100 years in a Canadian bank vault.

記事によると、「フローレンティン」はオーストリア帝国最後の皇后・ツィタ皇后の子孫にあたる3名の大公たちによって、カナダ・ケベック州の銀行に保管されていたことが明らかになったとのこと。彼らは今後、カナダ国内の博物館で展示することを希望しているそうです。

※画像は16〜17世紀の「フローレンティン」のレプリカです。
Image: Riproduzione del Gran Diamante di Toscana, Paolo Penko, 2021, Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0


伝説の復活の可能性

もしこれが事実であれば、第一次世界大戦後に消息を絶った伝説のダイヤモンド「フローレンティン」が、ついにその長い沈黙を破って姿を現す日が来るのかもしれません。

長い歴史の中で数々の王侯貴族の手を渡り歩き、行方をくらませた“幻のダイヤモンド”。その続報が、100年の沈黙を破り、こうして現代に届くなんて、まるで物語のようです。

再び注目を集める伝説のダイヤモンド「フローレンティン」の今後の行方にも目が離せません。


読者の皆さまへの感謝

今回のように、ライフジェムの記事を読んでくださっている方からご意見や貴重な情報をお寄せいただけることは、私たちにとって本当にうれしく、励みになる出来事です。

いつもブログを読んでくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。

これからも、遺骨ダイヤモンドに関することや、ダイヤモンドが紡いできた「歴史」や「物語」、そして「人とのつながり」を、少しずつ丁寧にお届けしてまいります。

また、ライフジェムのInstagramでは、遺骨ダイヤモンドに関する豆知識やお客様の声などを、写真とともにご紹介しています。ぜひそちらものぞいてみてください💎


参考リンク