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ご遺骨はどうやってダイヤモンドになるの?

2026年3月4日

メモリアルダイヤモンドが生まれるまで 【第1回|炭素編】

「大切な方を、これからもそばに感じていたい」
そんな想いから、メモリアルダイヤモンドに関心を持たれる方は少なくありません。

一方で、
「本当にご遺骨からダイヤモンドができるの?」
「他の方のご遺骨と混ざることはないの?」
と、疑問や不安を感じるのも自然なことです。

大切な存在だからこそ、その成り立ちはきちんと知っておきたい。
今回は、ライフジェムのメモリアルダイヤモンドがどのように生まれるのか、工程ごとにご紹介します。

第1回目は「炭素」についてのお話です。

 

柔らかな光の中で輝く、プリンセスカットとラウンドブリリアントカットの2つのメモリアルダイヤモンド
              さまざまなカットやサイズで、世界に一つだけの輝きをかたちにします。

1. ご遺骨とダイヤモンドの、意外な共通点

「お骨はカルシウムでできている」
そう思われる方が多いかもしれません。

確かにご遺骨の主成分はカルシウムですが、微量ながら炭素も含まれています。
そしてダイヤモンドは、炭素だけでできた結晶です。

ご遺骨の中にわずかに含まれるこの炭素こそが、ダイヤモンドのもとになる大切な成分です。

2. ご遺骨に含まれる炭素

ダイヤモンド作製に必要なご遺骨量は約70グラム。
マグカップ一杯分ほどの量です。

アメリカ本社の分析結果によると、ご遺骨には数%の炭素が含まれています。
70gのご遺骨には、およそ1g〜3g程度の炭素が含まれている計算になります。

ダイヤモンドは炭素の結晶体で、「1カラット=0.2g」と定められています。

そのため理論上は、70gのご遺骨には1カラットサイズのダイヤモンドを複数個作製できるだけの炭素量が含まれている計算になります。

なお70gという量は、精製工程での減少を考慮し、安定してダイヤモンドを作製できるよう余裕をもってお預かりしております。

ファミリープラン2や3など、複数個の作製にも対応可能な炭素量を確保しています。

お預かりしたご遺骨は、すべてアメリカ本社にて炭素抽出工程へ進むため、お骨の形のまま残ることはございません。
抽出された炭素のうち、ダイヤモンド作製に使用しなかった分は、本社にて長期保管されます。
※炭素の返還をご希望の場合は、ダイヤモンドとあわせてお手元におかえりいただくことも可能です。

 

ラボのテーブルの上に置かれた黒い炭素粉末と、その背後に浮かび上がる大粒のダイヤモンドのイメージ画像
     ダイヤモンドの輝きの源となる「炭素」。最新技術により、抽出された炭素から永遠の輝きが生まれます。

3. 個別管理された炭素精製工程

ダイヤモンド作りの最初の工程は、
ご遺骨や髪の毛から炭素だけを取り出す「精製」です。

ライフジェムでは、お預かりしたご遺骨を高温高圧に耐える専用容器に納め、
2,500度を超える超高温の真空炉で加熱します。

この環境下では、炭素以外の成分は気化し、
容器上部に設けられた微細な排出口から外へ放出されます。
最終的に残るのが、限りなく純度100%に近い炭素です。

 

炭素精製のために使用される、上部に微細な排出口がある円筒形の黒い専用容器
                2,500度を超える超高温に耐え、純粋な炭素だけを取り出すための専用容器。

-ライフジェムのこだわり-

炭素精製工程専用のこちらの容器には、個別の管理番号が刻印されており、一度きり使用されます。再利用はいたしません。

また、この工程に限らず、すべての工程をお一人お一人個別に行っております。
大切なご遺骨が他の方と混在することのないよう、徹底した管理体制を整えています。

2002年8月、ライフジェムは長年にわたる研究と試行錯誤の末、ご遺骨から高純度の炭素を精製する独自技術を確立し、世界で初めて、メモリアルダイヤモンドの販売を開始しました。
さらに2007年9月には、この炭素精製技術においてアメリカ国内で特許を取得しています。(U.S. Patent No. 7,255,743)

ご遺骨をダイヤモンドへと生まれ変わらせるために、
最も重要となるのが「炭素」を取り出す技術です。

創業以来、この「はじまりの工程」にこそ、変わらぬこだわりを持ち続けています。

4. そして結晶化工程へ

抽出された炭素はさらに精製され、微細なグラファイト(黒鉛)へと整えられます。

結晶化装置に用いるカプセルは小さく、その内部に適合する形へと炭素を成形する必要があります。
そのため、精製された「粉末状の炭素(グラファイト)}は専用のプレス機で高密度に圧縮され、薄い円柱状(ラムネのような形)へと加工されます。

こうして形が整えられた炭素が、次の工程「結晶化」へと進みます。

地球内部の高温・高圧という特別な環境を作り出す装置で、
時間をかけて結晶が成長し、やがてダイヤモンド原石となります。

黒い炭素が透明な輝きをもつ宝石へと変わる過程は、
科学でありながら、どこか神秘的でもあります。

次回は、その「結晶化」の工程について詳しくご紹介いたします。

 

粉末状の炭素に数トンの圧力をかけ、高密度な円柱状に成形する青い自動油圧プレス機
       専用の油圧プレス機を使い、純化した炭素をダイヤモンドの成長に最適な形状へと固めていきます。

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