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いま注目の「墓じまい」、そのやり方とは?

2019年5月8日

当ブログでは以前、「改葬」について取り上げました。

「改葬」とは、お墓に納めた遺骨を別のお墓へ移すことをいいます。遠く離れた実家のお墓を管理できないときなどに、自宅近くの墓地へ移す、いわばお墓のお引越しです。

 

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  • 年々増える「改葬」

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  • エリアによる「改葬率」の違い

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お引越し前のお墓を撤去解体し、更地に戻すことを「墓じまい」といいます。

最近、この「墓じまい」という言葉をよく見聞きするようになりました。

先日は大手全国紙の夕刊一面に「墓じまい」の記事が載っていました。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42257200Z00C19A3SHA000/

 

この記事によると、「墓じまい」についての相談が大幅に増えており、サービスを提供する業者も石材店のほか大手スーパー系などが参入しているそうです。

 

近頃は住宅でも空き家の増加が問題視されていますが、主を亡くした空き家と、墓守がいなくなったお墓とはセットで問題となっているようです。

 

そうなる前に、「墓じまい」をしておこうと考える方が増え、関心が高まっているようです。

では、「墓じまい」は具体的にはどのように行うのでしょうか。一般には次のような流れになっています。

 

1.墓地の管理者への届出

遺骨を取り出すにあたって、お墓のあるお寺や、霊園の場合は管理事務所へ「遺骨を移す」旨の届出を行います。その際、地元の自治体発行の「改葬許可証」なども必要となります。自宅へ引き取るだけであれば、こちらの書類は不要とも思われますが、事前によく確認しておきましょう。

2.離檀の申し入れ

お寺にある墓地を「墓じまい」する場合、そのお寺の檀家を辞めることになります。事前にお寺に申し入れて調整を行ないます。離檀の際、離檀料をお寺に渡すこともあります。金額は法事でのお布施と同等程度などといわれます。

3.閉眼供養

お墓から遺骨を取り出す際、僧侶を呼んで供養を行います。無宗教の場合は特に行わないこともあります。

4.お墓の解体・撤去

お墓を建てている土地は通常、お寺や霊園の管理者から借りており、「墓じまい」をする際は墓石等を撤去し、更地にして返却します。撤去作業は石材店に依頼することになるので、事前に相談し、見積もりを取ります。

 

「墓じまい」というと、お墓を解体・撤去するイメージが先立ちますが、一番大切な問題は、お墓に納められていた遺骨をどうするかということです。

新たなお墓へ改葬した場合は、今後また墓守がいないといった問題がおとずれるかもしれません。そのため、永代供養の合祀墓に納めたり、納骨堂へ納めたり、散骨や樹木葬、手元供養などの選択肢も考えられます。

 

核家族化や少子化といったライフスタイルの変化により注目されている「墓じまい」ですが、お墓に変わるどのような弔いの形を選択するかを考え、親族で話し合うことが一番大切なことだと思います。

 

 

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